3か月に1回決算短信で重要発表がされるわけだけど、この発表後に株価が大きく動きやすい。大きな波に上手に乗れれば利益を伸ばせるし、逆に予想が外れてでかいビンタを食らうこともある。経験の浅い初心者は1日を通して参戦しないほうが安全なのは言うまでもないが、値が動くということはチャンスも多いし、利幅も取りやすいことにはかわりはない。

■含み益が出たらすぐ利確。

例えば、好材料の発表があった場合、株価は急騰しやすい。寄り付きからストップ高になることも多いが、ここで売りにいくか、買い増していくかはとても重要なポイント。どのぐらい過熱感が強くて、どこまで売りを消化してくれるかはチャートから読みこんでいくしかない。普段とまったく異なる動きをするわけだから判断も難しい。

よくやるパターンが、もし売りの逆張りで入った場合、少し下げて含み益が出たらすぐに利確する、を繰り返し行うことだ。過熱気味に急騰した後は必ず売りがはいってストンと下がる。そこを狙って利確する。で、また買いが熱くなってくるので、上昇しきったと思った地点で売りを浴びせる。そしてまたストンと下げたら利食う。最終的にはどこかで下げずにだらだらとねちっこい上昇トレンドに移行することもあるんだけど、その間にしっかり利益を撮ることができるので、ここはスキャルピングに徹するのが正しい戦略と考える。

■最低1日は経過観察する余裕で

値動きが大きくてどうしても入りたくなる気持ちを抑えられなくなりがち。順張りでもぐいぐい上げてるところで買いをちょこっといれるだけで数分で利益だせるんじゃね?って強気の気持ちになりがち。だけど、それが痛い目をみる流れになるから、そこをぐっとこらえて、「今日は休み」と割り切るぐらいの気持ちで相場をふかんできるといい。1日たってまだ強ければそれは本当に強い証拠だから買いの順張りでいい。前日急騰したのにズドンと下げるなら、利確の売り圧力がいっきに出たと思えばいい。結論なにがいいたいかと言えば、決算発表直後は変則的な動きをするのでほんとにイケると思うタイミング以外ではトレードを休むのが得策という話。