株価が連動する銘柄と言われても、一体どれ?どういう状況を見つければいいのか?株初心者には判断が難しい。そこで簡単に株価連動が起こり易い事例をいくつかピックアップしてみた。

①同じセクター、業種で銘柄コードが近い
金融緩和で不動産業界の銘柄が軒並み上昇した。重要な経済指標発表を見逃さないために、ネットニュースや四季報オンライン、日経をチェックすることをおすすめする。トップニュースを観るだけでも情報収集になる。ただし、ただ読んで終わりでなく、どの銘柄に影響しそうか、このニュースでどんな業種、企業が儲かるか、といった視点をもつようにしよう。
②IPOした日が近い
ネット系の企業は、IPOする日付が近い。IPO自体、それだけで注目を浴びるので、嫌でもチェックいておきたい。LINE上場を受けて、IPO前にユナイテッド、ネットイヤーなど関連会社が先んじてストップ高することもある。
③親会社、子会社の関係
これは分かりやすいと思うが、親会社が業績上方修正すると、つられて子会社の業績も上がり易く株価も上がり易い。
④株式保有率の高い企業、
四季報などをチェックすると比較的に探しやすい。【株主】をみてもらうとわかるが、ゲーム大手会社のガンホーは、ソフトバンクの持ち株比率が高いことがわかる、また特色、連結事業をみれば子会社関係も一発で確認できる。

トヨタ自動車を例に挙げると、日野、ダイハツ、富士重が子会社にあることがわかります。不祥事や事故で多きく値を下げる自動車銘柄ですから、子会社の企業の急落は親会社にも影響しますので銘柄を保有している場合は要注意です。関係ないと思っていた企業の不祥事が連結事業で関連していた、なんてこともけっこうあります。銘柄を保有した際は、その企業の連結事業の状況を必ず把握するようにしよう。決算においても「単独決算」よりも、子会社を含めたグループ全体の「連結決算」の方が圧倒的に重視される。