株式投資のトレードには様々な手法やテクニックが公開されている。どの手法ももっともらしく、読んでいて「これなら勝てるかもしれない!」と確信がもてるものも多い。ただし、実際に本に書かれてるトレード通りに実践してうまくいっているヒトは少ない。なぜか?それは、基礎的な知識や勉強、経験が足りない為に、負けてしまうのだと考えられる。ヒット率の低いトレードを繰り返すから必然的に勝率は下がる。勝率が下がれば、1回のトレードで大きく勝ち越せなければ負けが膨らんで損失が膨らみ退場となる。ポイントとなるのは「勝率」なのだ。

では、どうすれば勝率を上げることができるのか。簡単な問題のようにみえてものすごく深い勝率の上げ方だが、3つの要素が組合わさることで高い勝率を実現できると考えている。

<高勝率を実現する3つの要素>
1,連動銘柄の選定
2,チャート分析力
3,板読みの技術

早速、1つずつ要素の解説。

■連動銘柄の選定
これは、重大な経済指標や、大型企業の上場などファンダメンタルズの影響が大きい材料があった際、必ずといっていいほど、関連企業の株価が動く。金融緩和で消費者金融関連の起業の株価が爆上げしたり、マイナス金利では不動産株が軒並み上昇したり、と言った具合に必ず複数の銘柄に大きな動きがある。大きな動きがあるということは、その波にうまくのれば大きく稼げるということ。

■チャート分析力
そのままだけど、値上がり率、値下がり率、ストップ高のランキングを常日頃からチェックしていると、株価が急騰した後の、値動きの予測が立ちやすくなる。一度ストップ高した銘柄は必ずチェックしているので、日中足などを分析していると、1日のなかでどういった動きをするのか特徴が見えてくる。デイトレでなくても、スイングトレードがメインの方も、是非、ストップ高、値上がり率ランキングをチェックしてみよう。

■板読みの技術
どんなに業績が右肩上がりで、借金もない企業でも、投資家から注目を浴びない銘柄は株価も動かない。株式投資を「美人投票」と例えられるように、資金を持っている投資家がたくさん売買する銘柄がぐんぐん株価が上昇する銘柄だったりする。FXとは違い、投資家心理によって、騙されて買ったり、売らされたりといった心理戦が株にはある。ある投資家はファンダメンタルズもチャートも見ずに、板だけを指標にトレードするツワモノも。最終的に株で勝てるかは、この「板読みの技術の高さ」にかかっているといえる。