過去の栄光にすがり、時代に取り残される経営者と、
常に斬新で社会を驚かせる革新的経営者との違いの話。

社会経験、ビジネスでの成功体験を積み重ねていくと
次の展開を考えたときに、過去の経験をもとに道を探す
ことが多くなりますよね。

確かに、成功体験は自分の自信と行動力の源。

不要なトラブルやミス、失敗を防ぐことができると思います。

一見、

「絶対に失敗しない成功への最短距離」

のように見えます。

でも。

実際私たちを取り巻くビジネス環境はそうは甘くはない。

「あれ?売れると思ったのに・・・」
「全然お客さんからの反響がない・・・」

といったことが多々あります。

商品はとても魅力的で売れる要素はたくさん。

しかし、、売れない。

顧客は常に新しいものを求めています。

・サービス
・品質
・体験価値
・価格
・保証

もっともっと価格以上の付加価値を得たいと思っているもの。

だが、売り手の立場になったとたん、視野が狭くなってしまいます。

顧客心理を忘れ、過去の経験をもとに同じことを繰り返すのです。

なぜなら、そのほうが楽だから。

その結果、顧客に飽きられる。

新商品をメールマガジンで告知しても1つも売れない。

店舗への営業電話をしても、断られてしまう。

売り手が思っている以上に顧客にとっては
ただの類似商品にしかみえないもの。

だからこそ、

新しいものを生み出すには、過去の経験から離れ、
未来から現在を逆算して考える能力が必要だと思います。

「でも、そもそも未来が見えなければ逆算もできない」

「未来がどうなってるか、想像もつかない・・・」

と思うかもしれない。

確かに、誰にも未来はわからない。

でも、未来を読むことはできないでしょうか。

高齢化が進んだら、どんな社会になるだろうか?

消費税があがったら、どんな業界が儲かるか?

車の税金が上がったら、消費者はどんな行動に出るか?

冷静に、そして客観的にみてみると、われわれの周りには
未来を知るためのヒントがそこらかしこに転がっています。

要するに、そこに気づくか、気づかないか

たったそれだけ。

経済を知ることから未来を知ることができます。

シャープな視点で物事、時勢に目を向ければ
次のビジネスチャンスや新企画は山のように転がっています。

これは、経営者だけではなく、これか企業を試みる
サラリーマンの方でも同じことがいえます。

今の経済の現状を知ることで、
未来はうっすらと姿を見せてくれます。

さて、今日の新聞の見出しは何だったろうか。