両建ては株価の動きに左右されずにメンタルも安定した状態で相場を観察できる。難しいところは必ず動くところで買いと売りのバランスが崩れ、必ず含み損を抱えてた状況になることだ。

10玉ずつ売りと買いを500円で入れてる場合、480円まで下がったとして1玉売りを決済したとする。そうすると、20円幅の利益が出るが、持ち玉としては、売り9玉、買い10玉で買い玉数が多く、含み損を抱えた状態になる。また上がってくれればまた売りを追加して両建てでになるが株価がさらに下がった場合、1玉分含み損が大きくなってしまう。この時のリカバリー技術がないと両建てもせっかく仕掛けてもうまくいかず損失が膨らんでしまい、結果から見たら逆張りで仕掛けて失敗してるだけの話に。

■両建てて失敗しない技術
これに関しては、相場感をうまくつかめるかがキモになる。まずは、①レンジと、トレンド相場の見極め②下げ止まり、上げ止まりの見極め③ベッティングで試し玉を入れてから本玉を入れる。この3つの要素が重要だと言える。両建てする時点で今後のポジション操作は必須のこと。最初は楽だか後からリスクを抱えるトレード性質も両建てと言えよう。玉を持ったからにはいつか決済しなければいけない。それを「いつ」するか?チャートを見ながら株価の動きを予想し目標価格をしっかりと見据えたトレードが重要だろう。