イギリスの科学者ダーフィンが唱えた言葉が大好きだ。

「最も強い者が生き残るのではなく、 最も賢い者が生き延びるのでもない。 唯一生き残るのは、変化できる者である。」

肉体的な強さでは勝てない。学歴の高さでは勝てない。変化できる人間だけが投資で勝つことができる。とそういっているようだ。

ついぼくらは、投資で稼いでる人を頭が良くてものすごいメンタル強い天才のように崇めがちだ。しかし稼いでる人と話すと決してそうでないことがわかる。

自分の中では「とにかく技術を磨いて続けた人」という印象が強い。トレード1つに時間と努力を惜しみなくつぎ込んで徹底的にトレードに徹している。だから人が怖いと思うところでもガンガンエントリーする。誰も売らないところでさっさと損切りして逃げてる。この違いが文章だと簡単に思えてしまうのだがものすごく大きいと感じる。辛勝、なんて言葉があるがぎりぎりまでとことん粘って勝つ意地、信念を強く感じることがある。

幸い自分にはトレードの師匠と思う人がいる。その人の言葉はちょっと辛口だけどかなり的を得ていて説得力がある。「なぜこの人はこうまでも説得力があるのだろう・・・」と考えたこともあるが、自分なりに導き出した答えはこうだ。「トレードをこよなく愛して、トレードに人生を捧げてる」。時は金なりなんて言われるが、時は人生、寿命と一緒。その大切な時間をトレードにフォーカスして徹底的に勉強している。凄みさえ感じることも。その徹底したトレードオフと一点集中のすごみが実績にも現れ、言葉に圧倒的な説得力を与えているのだろう。

さて、話は戻るが、投資の世界でいう「変化」というのは「相場に自分の手法を合わせる」ということとも言える。相場は生き物であり、気まぐれで常に自分の1つ上のレベルにいる。勝ち続けること自体がものすごいことなのだ。だからこそ、相場に振り向いてもらおうなんて自己中心的な考えは排除すべき。あくまで相場様に合わせる覚悟と割り切りが必要。基本的にファンダメンタルズもみるが、値を決めるのは人の感情。売りたい人が多ければ下がるし、買いたい人が多ければ上がる。それだけのことだから、その流れにそって自分も利益を分けてもらえばいい。

「確信」は「迷信」であることが多いが、「優位性」は苦しい局面でも資産を溶かさず、己に実益をあたえてくれる。