ポジションを持ったら閉じる。これが鉄則。いつまでもポジションをもったまま長期保有してるとトレンドが発生して、戻り待ちがさらに遠くに値が飛んでっちゃってベッティングしようにもものすごい金が必要になったりして、ド天井かド底値でつかまされてしまう。

■でかい損切りにならないために。

「いつか戻る」と思っていても相場ってほんと裏切り者だから、自分の都合のいい値とは真逆に動きをする。だからこそ、小さい額で損切できる値、ないしはプラスマイナス0で逃げられるときはすぐに逃げる。この逃げるチャンスは数回しかおとずれない。だから、そのチャンスが来たときは欲張らずにしゅっと決済してしまう。感情なしに。逃げ遅れてまた長期保有の塩漬けになったり、含み損を抱えながらトレードするのは不利なので絶対に避ける。

■損切りせずに両建てでしのぐ

損切りでマイナスを作るのは絶対に避けたいという人は、両建てしてしまうのがいい。もし買いで持ってる場合、下にさらに下がってふっと上がってもとの値に戻ったとしたら、そのタイミングで売りを入れる。売りと買いの保有玉数が一緒なら上にいこうが下に移行が利益がでないければ損もでない。そうした環境でまた値が大きく動くときに逆張りをしかけたり、自分が得意な局面でポジション追加をしていく。そのうち、両建てで同価格で保有していたものが、売りと買いに幅が開いてきて同時決済した時には、利益幅がしっかりとれている、という計算だ。

■相場を甘くみず、常に逃げる準備を

計算上では簡単にできそうだが、実際の相場では、自分の都合の悪い方向に動いてメンタルが揺さぶられたり、中期にわたって厳しい局面を我慢しなければいけない時もある。だからこそ、チャンスがきたら、すぐに逃げる。利益が出せる時はすぐに利食って保有資産を減らさない、そういう自制心をもったトレードを心掛けたい。