アプリ市場はリッチなものを作ろうと思ったら平気で億かかる。ましてやコンテンツをリッチにしようと思ったらなおのことだ。グローバルでアプリ展開するには各国に合わせた言語対応もあるため、コストは膨れ上がる一報。しかし、よく考えてみよう。ポチポチ系のカジュアルゲーム(超簡単なゲーム)は世界共通で視覚的、感覚的にプレイできるのでワールドワイドでの参入障壁が低いのではないか。グラブルみたいなRPGで壮大なアプリを作ろうと思ったら、桁が半端ないことになってしまう。もちろん、月間売上10億とか目指す東証一部の企業なら話は別。ただ、個人でやってたり、10人以下の零細スタートアップ企業であれば月間500万とかの売上だけでも十分まわせることもできる。

ただしこれはインストール数を伸ばせる前提の話。記事にあるように広告費はきっても切れない関係。カジュアルはその簡単さからインストールの確率が高いだろう。しかし、継続率に関しては練りこまれたコンテンツ力の大手アプリにはかなわない。角度をかえた新しい視点でユーザーに記憶されるようなアプリでないときついわけだ。

個人的な意見としては、この自然流入のLTVを広告に混ぜるのはお勧めしない。こんなん広告代理店の都合のいい話みたいなことで、キャッシュフローが悪くなるのに目を背けてるにすぎない。継続率の低いカジュアルではLTVは低め。ガチャ収益が見込めないので頼るのはunityとかのアプリ内広告依存。これは麻薬級に危険といっていい。雀の涙程度の売り上げをストアに30%ひっこ抜かれて残った利益でアプリ運営してくのはきつい。アプリ公開時はいいかもしれないけどね。ただしどこかのタイミングで広告費は広告費でのLTVを出してKPIを厳しくもつべき。そして、許容できる範囲でCPIなりのKPIで運用するのがベターだろう。広告費倒れで倒産してる企業もたくさんあるわけで、金周りと信用の低いベンチャーはとにかくキャッシュが命だから。

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