株需要が高まるイベントは一定周期でやってきます。

そのイベントのタイミングを探して取引するチャンスを増やし、うまくヨミが当たれば短期間でも大きく株で稼ぐことも可能です。

具体的な例としては、株主優待の権利日や公募増資、IPO銘柄などイベントに合わせて売買します。

株で長くたくさん稼ぐための秘訣とは

株の投資法のひとつにイベント投資というものがあります。

イベント投資とは、株主優待の権利日や日経平均銘柄入れ替えなどのイベントに合わせて売買をする投資法のことを言います。

イベント投資で、銘柄を決めるポイントは、自分でアイデアを出して、過去のデータを調べ、検証していくことが大切になります。

例を挙げると、公募増資は株価が下がるのではないか?など仮説を立てながら過去データを紐解いていく作業です。

自分でアイデアが出せるようになれば、いまの投資法が通用しなくなっても、別の投資法を生み出すことができます。

一瞬稼げるようになるけど、将来使えなくなる手法には魅力を感じないですよね。

長く、安定して稼ぐには、株式相場の変化に順応できるあなた自身の投資頭脳が頼りなのです。

株の需要が増える要因は何か?を自分の頭で考える

では、どのようにしてアイデアを出していくのか?

株初心者にはちょっと難しく感じるかもしれません。

例として、自分自身が営業マンになったつもりで企業分析することから始めてみてください。

たとえば、母の日になれば、花屋ではカーネーションがよく売れますよね。

営業マンは母の日の前にあらかじめカーネーションを仕入れておき、母の日にカーネーションを欲しい人に売れば利益が上がります。
ポイントは「安く仕入れ、売りそびれないようにする」

たったこれだけです。

株にも全く同じことが言えます。

たとえば、東証1部上場の全銘柄の時価総額の動きを指数化したTOPIX(東証株価指数)に連動するインデックスファンドは、IPO(新規上場)銘柄や、ほかの市場から東証1部に鞍替えした銘柄があると、基本的にファンドに組み入れます。(一部の除外を除く)

とくに時価総額が大きい大型株ほどより多くの株を組み入れる必要があります。

そのため、組み込みに伴うファンド需要が高まります。

それを先読みし、「ファンドが買う前に安く買い、ファンドに売れば利益が期待できる」というわけです。

株や投資心理の動きを先読みし「絶交の買いタイミング」を見極める

ただし、東証1部に新規上場した銘柄が、すぐに株価があがるとは限りません。

まずは、大きなリスクを避けるために、打診買いをしてみます。

打診買いで手ごたえがあったら、次に株価が初値を超えたところで、本格的に買いを入れます。

インデックスファンドは、対象銘柄が増えた場合、上場した翌月末までに組み入れると言われています。早めに仕込み、この日を目途に売り抜けることで利益を確保できるのです。

ただし、IPO投資家のなかには、14日(2週間)程度をひと相場と考え、初値から14日(2週間)が経過したところまでに持ち株を売ることがよくあるそうです。

こうした他者の動向も意識しながら、株価が大きく下がる前に売ることが大切になります。

日頃の情報収集こそが、いざというチャンスに強い投資ができる

これらのIPOや、ファンドの動向をいち早く察知するには「情報収集」なくして実践不可能です。

突然、耳寄りな情報を手にする場合もありますが、それは稀です。

日頃から経済、政治、国際情勢などのニュースに触れ、情報収集しているからこそ、未来の動きを読む力が備わってきますし、的中させる確率も高くなります。

ヤフーファイナンスや四季報のニュースサイトはとてもまとまっていて、初心者にも読みやすい情報が盛りだくさんなのでチェックしてみてください。