「一時は1日200件以上の注文があったのに、
1年後には1日注文が2、3件程度・・・
うちの会社は潰れはしないだろうか・・・」

経営者にとっては、これほど辛く不安なことはないでしょう。

しかし、不思議なことに。

どんな惨めな境遇にも、人間は慣れてしまう。

不思議なもので、適応能力が高い人ほど、今の環境に
慣れてしまうものです。それが不幸な状況でも。

だから、停滞を打破するのは難しいのです。

行き詰まったときは「比べる」ことでしか
解決の道は見いだせません。

・業績好調な会社と自社の違いを比べる。
・営業成績の高い社員と自分とを比べる。

お客が1日中耐えないお店との違いを比べる。

「このままではいけない」

という危機感が、現状を抜け出す第一歩になります。

アイデアもそうです。

アイデアは比べる作業の中に埋まっています。

他社の成功事例、失敗事例と自社を比べた時に
突然何かがひらめいて、ビジネスの種が生まれます。

事実、そんな経験をしたことがあるかもしれませんね。

だからこそ、より多くのケーススタディを知ることを
お勧めします。

なぜかというと、比べる対象と、比べ方を知らなければ
無意味だからです。

ケーススタディとは

個別具体的な事例の分析から、一般的な法則や教訓を引き出すこと。
歴史的な自称を振り返るには、次の4つの視点が重要。

1、どんな問題が起きたか?
2、なぜ問題が起きたか?
3、どんな解決策が選択されたか?
4、現代への示唆は何か?

多くの成功事例を目にし、耳にすることで
次第と、「成功の法則」のようなものが不思議と
頭の中に刷り込まれていきます。

何か、ビジネスアイデアを思いついたとき、

「これは、もしかしたら〜〜なるのでは・・・」
「この場合は、この戦略を試してみてはどうだろうか・・・」
「きっとこれは〜〜だから〜〜〜のリスクが出そうだな・・・」

といった具合に、ある程度の未来を予測し
あらかじめ処方箋を打つことができます。

ビジネスにはリスクが伴います。

決して0ではありません。

しかし、回避できるリスクと、対策や改善を講じて
最小限に抑えたり、発生を防ぐこともできます。

無駄な時間、労力を減らし、会社を成長させる為にも、
「比べる」ことで、気づきを得ましょう。

惨めな境遇に慣れるのは終わりにして停滞を打破しよう。