株の売買を行うタイミングは、投資の目的や志向によって異なってきます。 まずは、投資スタンスを決めることが大事です。 今回の投資スタンスは、「中長期投資」が目的であり、1 日に何度もトレードして、利益を 出すデイトレーダーのような投資法とは異なります。
まずは、基礎的な買い、売りのタイミングについて解説します。
「買い」
「買い」についての考え方ですが、基本は「安いときに買う」。 この「安い」という判断には二通りあります。 一つは、「底値に近いと判断して買う」、もう一つは、「その株がいずれもっと上がると判断 して買う」。
どちらも、現在の株価より将来の株価のほうが高くなるという判断です。
「売り」
例えば、自分が持っている株の株価が上がったとしましょう。 10,000 円で買った株が 15,000 円に上がったとします。 さて、あなたはここで売りますか? それとももっと上がるのを待ってそのまま持ち続けますか?
実は、この問いに正解はありません。 答えは「どういうスタンスで投資するか?」と「将来その株価がどう動くか」によって変 わってくるからです。
この場合、後者は将来になってみないと結果はわかりません。上がるかもしれないし、下 がるかもしれない。とすると、重要なのはやはり「スタンス」なのです。
「株の運用でどの程度の利益を得たいのか?」
「どこまでのリスク(損失)に絶えられるのか?」
この2つを前もって考えておきましょう。
その上で売買のタイミングを決めることです。コツは、「決して無理をしないこと」。
株式取引はギャンブルじゃないので、安全第一でいきましょう。
■長期投資派=株主優待や配当も欲しいから長期保有!
■短期投資派=毎日、株価をチェックして値上がったら売却!
・まずは長期か短期か自分の投資スタンスをはっきり決めておこう
・最初のうちは長期スタンスで考えたほうがリスクが少ない