自転車や自動車運転と一緒で最初は誰でも上手くトレードできません。例え上手くいったとしても、ビギナーズラックで相場はそうやさしくはありません。株式投資を始めたころは、何か裏道はないか、誰も知らないテクニックはないか探したものです。探しに探した結果・・・

遠回りが実は一番の近道

株式投資で億を稼ぐ裏入門的な道を探しに探した結果・・・見つけることはできませんでした。というよりも、そんなものは最初からないのです。遠回りと思える地道な努力を1つ1つ積み上げることでしか、人間は学習できないからです。数億の資産を株で作った人に話を聞くと必ずと言っていいほど1度は相場で痛い目をあった経験があると聞きます。そこからまじめに勉強し直してマイナス資金を取り戻し、稼ぐことができるようになったと。全くその通りで、失敗からしか学ぶ道はないのです。それが遠回りだとしても。実は一番の近道だから。

目を付けた銘柄を毎日小まめにチェックする人と、たまにしかチャートを観て値動きを観察しない人とでは、1年後と言わず、3ヶ月後には大きな差が出ることは間違いありません。

甘い広告に惑わされない

ネットで株情報を探してると、「○○だけで稼げる!」「サイン通りにトレードするだけ!」といったサイトに出会ったことは一度はあると思います。あれら全ては嘘だとおもって間違いありません。立派な証拠実績は画像修正ソフトを簡単にいじれば、口座残高は簡単に編集できてしまいます。既に結果の出ているチャートを目の前に、ここで買って、売って100万円!みたいなものは、あとからだったらいくらでも言えます。「理想論」を語るニセ販売会社の言葉を真に受けているとかなり痛い目を合います。立派な大人であっても、自分が知見のない業界、専門性の低い分野では、知識のあるセールスマンの方が1枚上手なのです。

自分自身の投資指針を作るために

ニセ投資家の話に惑わされない、トレード技術を学び勝率を上げる為に必要なこと。それは「努力」以外ないと思います。しんどいし難しい勉強はしたくないと思うかもしれませんが、その道を極める為には一定の時間の努力と勉強が必要です。なにも、過去のチャートの形を全て記憶したり、金融用語を全て覚える必要もありません。

勝つために必要な情報だけをしっかり学ぶことが大事です。四季報のPER、PBRや財務諸表などざっと目を通して理解できるぐらいの能力で十分です。あとは、トレード技術を磨くぐらいです。