日銀が現状の大規模な金融緩和策の維持を決めた。まだまだ節約志向の高い消費者のお財布のひもを緩めるにはどうするべきか?と考えながらも税金を上げたりむちゃくちゃだ。黒田バズーカも今となってはむなしい。マイナス金利は金融機関の首を絞める結果になり、貸出額のでかい不動産売買が活発になればと思ったが、思いのほかマンションは供給過多で売れ行きも怪しい。しいては、インベスターズクラウドのようなサラリーマン相手の不動産投資を積極的に誘引するネット企業が増える始末。田舎のアパートなど資産価値は目減りするばかりで投資の魅力は低い。都心は都心でタワーがバンバン建設され、居住用というよりも節税対策の金持ちの一過性の高い売買行為が継続している。黒田総裁は「投資は緩やかに増加している」というが一般企業で「緩やかに快調です!」なんていったら「具体的に数字で示せ!」と一括されて終わりである。あいまいなトップが下すあいまいな施策に振り回される金融市場が来年も続きそうだ。

記事元:日銀が金融政策決定会合、緩和策の維持を決定