一般的に短気売買ではファンダメンタル分析はそこまで重要視する必要はないと思っています。急激な変動があったとしても、動いた瞬間に損切りや決済して逃げることができるからです。その点では、スキャルピングなどの短期売買はファンダメンタル要因を受けづらいメリットがある、と言えます。

しかし、一切気にしないでいいというわけではなく、経済指標発表時などの値動きの激しい動きを先読みする上で。ファンダメンタル分析は有効な分析方法になります。

例えば、アメリカの雇用統計や、新規失業保険申請件数の指標が良好な数字だったとします。市場では期待感からドル買いが増えて上昇する動きを取りやすいです。しかし、実際には期待感による上昇ですので、市場の反応は限定的となり、いずれ上昇分は調整され、下落幅が大きくなります。

このケースでは、上昇は限定的である一方、下落余地は大きいと事前予想を立てることで短期的な変動にも対応することが可能になるのです。

ファンダメンタルを基に相場のシナリオを先読み

サブプライム、リーマン、ギリシャショックなど、短期的に急落・暴騰が怒るようなテクニカル分析では説明つかない事象には必ずと言っていいほどファンダメンタル要因が潜んでいます。

日頃から、ニュースなどでファンダメンタルに気を配るだけでも、相場の動きを予測する力が身に付いていくことを実感できるはずです。

そうすれば、急な変動時にも落ち着いて対処できるようになります。急変動時に訳もわからずあたふたと慌ててしまうか、それとも冷静に対処できるかは、日頃ファンダメンタルを意識しているか、していないかが別れ道となります。

経済の知識もない、ニュースは苦手だから自分には無理、と決めつけてしまうのはもったいないです。2日3日で身に付くものではありませんので、まずは意識して情報収集することから始めることをおすすめします。

あなた自身で身に付けたファンダメンタル分析のスキルは、トレードの際に、優位性を聞かせることができます。そして、長いトレード人生で振り返ったとき、利益の金額に雲泥の差がつくことは間違いありません。