佐川が上場した。資金を何に投資するかといえばまず人件費だろう。日本の年賀状シーズンは配送業者や郵便局にとっては死の期間。昔田舎のバイトで郵便局の配達を手伝うのが恒例だったが、猫の手も借りたいとはまさにこのことだろう。アマゾンのおかげで注文は増えたが指定時間までにさばける量ではなくなってきた。地方のエレベーターのない4階建てマンションは地獄。ブラック感丸出し過ぎて真夏の汗だく、冬の極寒の中を屋外で駆け回る宅配業者をみて誰が憧れるだろう。誰が働きたいと思うだろう。昔から3K(くさい、きたない、くるしい)はどんなに頭が悪くても働ける仕事として認知されてきたが、配達業者はまさにK(くるしい)だ。今後人員増強化をするにあたっても給料上げる以外に福利厚生や無理なく働ける受け皿的なところも整備しなければいけないことは必至。