明日で10月も終わり。マイナス金利やらETF買い増しなど日銀の物価上昇率2%目標に向けた動きがあったけどぱっとせずに秋がやってきた。2016年も残りあと2ヶ月。2017年度中に達成をもくろんでるが、どうだろうか。円高で100円をきったのがうそのようにまた円が下落してきたが年末にかけての米利上げで一山ありそうだ。

業種別 株価動向

■IT
IT、ネット業界では、ECとスマホゲームの成長にはかげりが見え始めている。それに伴ってネット広告も若干鈍っていて、特に楽天、ヤフー、ミクシィ、ガンホー・オンライン・エンターテイメントなど比較的社歴が長い企業が伸び悩んでいる。記事の続き

スマホゲームブームの祭りが終わりつつあり、ガチャにどっぷりつかったマネタイズ方式にも限界がみえてきた。目新しいところはVRで成長が期待されるが、いつ、どこまで伸びるかはソニーのPSVRの売れ行きを見ながら、といった感じも見受けられる。

■建設
関西地盤の大林組(1802)は首都圏に拠点を移してから伸びている。リニア中央新幹線の品川駅、名古屋駅の工区を受注。海洋土木の五洋建設(1893)は、今期に最高益を更新する見通しだが、会社計画はそれでも保守的だ。

ゼネコン周りは、東京五輪までは交通、会場設備の受発注で活発化は間違いない。ただし、あまりに期待しすぎて買った途端、たいして動きもせず終わる可能性もあるので、見極めは必要かな。

大林組(1802)は7月に900円を割り込むまで下げたが、また回復してきた。PBRも1.41%と割安感もあり10万円から買えるので初心者にも買いやすい。

■自動車
基礎体力ではトヨタ自動車(7203)は抜群に高い。また、株価にはすでに織り込まれているが、変化率で考えると富士重工業(7270)がいい経営をしている。一方、スズキ(7269)は、プラス要因とマイナス要因が混在している状況だ。

105円まで下落してきたが、米利上げや11月のFOMC、米雇用統計でまた円高になる可能性も十分ある。とにかく為替と不祥事、事故で一気に売られるので中長期保有はあまりおすすめできないが、カーシェア、自動運転に関してはいまだ注目度が高く思惑で動く余地大。個人的には短期トレード派。

■バイオ
 バイオベンチャーでは、そーせいグループ(4565)、シンバイオ製薬(4582)、ペプチドリーム(4587)の3銘柄をピック。 シンバイオ製薬は抗がん剤「トレアキシン」の慢性リンパ性白血病への適応拡大が8月に米国で認められた。そのほかにも、あと2つ適応拡大案件があり、承認待ちの状態だ。

バイオに関してはもうわけわかんない薬が出てきて素人には判断しづらい。医療関係に精通してる人はいいのかもだけど。基本的なトレードスタイルは、瞬間風速にぶわっと上がった瞬間に、入って勢いがなくなったらすぐさま飛び降りる。一度下落したあとは、そのまま出来高も増えず塩漬け入りするリスクがめっちゃ高い。注意。

そーせいは仕手の動きをするけど動くときはものすごく動く。関連のエムスリーとSMSを一緒にみるといいかも。

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