損失を最小限に抑えるために、売るべき銘柄を保有し続けた結果、手のつけられないような状態に陥るのが最も危険だと考えています。

冷静な判断と行動を愚直に積み重ねることが最終的に良い結果につながります。

そのためにも、定期的に、保有銘柄を評価し直しましょう。

投資先の業績予想や株価水準が変われば、割安と思って購入した株式が割高になってしまうこともあり得るからです。

PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)といった指標で、 株価と収益、株価と資産価値の比率を同業他社と比較してみれば 簡単に保有銘柄の相対的な評価をすることができます。

売るタイミングを逃してしまい、「きっとまた上がるだろう」と様子見のつもりが、 時間が経つにつれ、最悪の結果を招いてしまうということは多くの個人投資家が経験する 失敗事例の1つです。

行動心理学の研究によると、投資家が感情的に行動すると、

・利食いが早くなる
・損切りが遅くなる

という傾向があるともいわれています。

すなわち、感情のまま投資を行うと損切りが遅れ、損が拡大する可能性が高くなるのです。