これから株を始める人に読んでほしい本が四季報。
名前ぐらいは聞いたことがある、もしくは書店で目にしたことがある人もいるかと思います。
四季報は、いわば企業の通知表。
資本金から借り入れ、業績が好調か不調か、しっかりと読み込むことで目が肥えるようになれば、「儲かる銘柄」「儲からない銘柄」がわかるようになります。
例えば、業績欄を見ると、今現在の企業の経営状態がわかります。
株主欄からはどの会社が支援しているかも一目瞭然。
また、株主の還元である配当金の増減も年次比較することができます。
さらに年度ごとの株価に言及したデータも豊富に記載されています。
ただ眺めてるだけでも、人との同じ読み取り方でもダメ
人と同じ読み取り方をしていても大穴銘柄を見つけるのは難しいです。
人と同じ銘柄ということは既に目をつけてる投資家が大勢いるということ。株価が割高に鳴っている場合が多いです。
しかし、多くの銘柄から誰も注目していない割安銘柄を見つけるのも難しいのは事実。
そこで、絶対に押さえるべき指標を決めて、その指標に適合した銘柄だけを買うようにしましょう。
儲けのヒントは四季報の4つのポイントでわかる!
ポイント1:借金の無いことは安定経営の条件
有利子負債(借金)が少ない、もしくはない企業には注目しましょう。
なぜなら会社が健全で安定経営をしているという証明だからです。
会社規模が小さくても有利子負債が小さい企業は、今後成長期待が高いとも言えます。
ポイント2:株価が急落した銘柄は避ける
売上高、営業利益ともに安定して増えてい銘柄は安全パイ。逆に、株価が急激に下がっている銘柄は敬遠した方が安全です。
ポイント3:株主への配当を連続増配している
配当の支払額が前回より増える増配は株主にとって交換の持てる銘柄。特に株主にたいしての還元を年々増配している連続増配銘柄は、業績が好調なのが要因の場合が多いです。
ポイント4:社名と収益割合が異なる銘柄は注目
鴻池運輸は運輸、物流会社に思われがちですが、実は総合ソリューションが儲かっています。そして、全体売上の6割以上がその事業から稼ぎだしていることがわかります。
社名と別の業態で稼いでいる銘柄は要チェック。関連企業の株まではチェックしきれていないことが多いので、割安で株を買うことができる場合があります。