エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする グレッグ・マキューン

ここ最近読んだ思考論関連の本でベスト。これ以上に影響をもろに与えた本は最近ないかな。ちょっと思い悩んだ時とか、仕事が思い通りに言っていないときに、さっと開いてみると、「あ〜エッセンシャル思考になれてないな」と感じる。今の自分に「無駄」が多いことを気づかされる。一直線に歩けばゴールにたどり着くのに、わざわざ、くねくねと寄り道しながら道を歩いているような状況をただしてくれる。中身を一言で言うと、「ムダな努力を止めて、やるべきことに一点集中する」ということ。ランチェスター理論的な印象を受ける人もいるかもしれないが、より「考え方」にフォーカスしたのがこのエッセンシャル思考。海外の翻訳本は、翻訳家の訳し方ですごく読みづらかったり、表現がマニアックすぎで理解しづらい傾向がある。しかも、アメリカの本はとにかく例文が長い!だるい!でもエッセンシャル思考はすごくまとまっていて、「ムダをなくせ」と書籍内で力説しているだけあって、ムダな部分があまりなく、図もわかりやすい。

今までにあるような仕事術とか、考え方本を読んだことがある人は、同類の無い湯で発見は少ないと感じるかもしれない。いい意味で裏切ってくれるから是非読んでほしい。どれだけ自分がムダな思考をしているか。

実際にこの本を読むことによって、自分の中のビジネス論や考え方、仕事における人間関係が劇的に変わった。というか、今までの間違いや謝った考え方に気づかされた、と言った方が正しいかもしれない。

例えば、
・最小の時間で、最大の成果を出せるようになった
・儲からない複数案件から、最も売上、利益の高いビジネスに集中し売上が伸びた
・無駄な仕事は、はっきりとNOと言えるようになった
・労力と時間の分散が減った
・普段の生活で必要なもの、不必要なものの区分けができるようになった
・効率的な仕事の仕組みづくりに注力するようになった

他、数えきれないほどビジネスに、プライベートにすばらしい影響を与えてくれている。後悔なし。一読あれ。