レンジ相場にもってかれてなんとも動きがでない相場展開はエントリーも難しいし、出るにもでずらい。投資を始めた頃はポジションを持つのが楽しくて仕方なかったし、賭けじゃないけど「上がるはず!」的なコイン投げに近い感じで回してた。でもやっぱそれだとうまくいかないんだよね。ダウ理論とか、移動平均線のゴールデン、デッドクロスも使えるっちゃつけるけど、動きの小さい相場ではその機能性は一段と低下する。これは仕方のないこと。

 待つ。ことも技術の1つ。スポーツやカードゲームなどにも言えるが、慌てずに自らの手を見せずに相手の動きをじっとみるのは上級者の技。メンタルが弱いとすぐ飛びついて動いてしまう場合、それは大抵上級者のカモになってしまう。相手が明確に動いているときは、冷静かつ客観的にみてると、ものすごく単調な動きで次の動きを予測しやすい。株トレードにもそれは言える。上昇でみんなが買いムードのときは、バカでもわかるぐらい移動平均線がぐいぐい上を向いて上がっていく

。つまりレンジも同じ。みんなが動きたがらないのだから動くわけがなく平行線が続く。しかしそれではヘッジファンドも仕事にならない。どうにか動かそうと売りでポジション決済してみたり、ニュースを出して買いを誘ってみたりする。そこからが勝負。大切なのは「明確なサイン」がでるのをじっと待つ忍耐力を養うこと。虎視眈々と待てるかどうかがたいていの勝敗を左右するから。