スキャルピングの王道?と言える鉄板トレードの書籍。今までにFXでスキャルピングをやったことがないトレーダーにとっては、良書となるのでは。
基本的には、エンベロープと1分足を使った、超短期トレード。
エントリーポイントは、エンベロープを上抜けたところで入る逆張り手法。一瞬の急登、急落を見逃さずに、上げ止まり、下げ止まりを見極めていくため、PC張り付き型の手法にはなる。しかしながら。嵐気決戦のために、参戦する時間帯と通貨ペアを絞ることで効率的に稼ぐことができる。
■メリット
・短期取引のため、変動リスクが小さい
・エントリーチャンスが多い
・資金効率が高い
■デメリット
・ボラティリティが小さいレンジ相場では、エントリーチャンスが激減する
・トレンド発生時に含み損を抱えやすい
・抜き幅が小さいので、手数料負けしやい
スキャルパー、デイトレーダーにとっては、けっこう汎用的な手法になるので、目新しさはない。でも、書籍としてきれいにまとまっているので、マニュアル本としておいておく価値はあるかな。ちょっと負け越しが続いてルールがぼやけてきたときに読み返すなどして、自分のトレードを振り返るのに活用できる。
スイングトレードをメインで行ってる人には少し興味ない話かもしれないけど、より短期トレードで資産効率を上げたいと思ってる人は、この本に書かれてる手法を試してみてもいいのじゃないかな。
結論、スキャルピングはトレンド発生時にロジックに優位性がなくなる欠点があるので、トレンド時には順張りのスイング、レンジ相場で動きがレジスタンスとサポートラインでジグザグするときはスキャルピングって感じでやるのが王道かな。