逆張りトレーダーにとって、エントリーした瞬間、さらに逆行して含み損を抱えた経験はないだろうか。自分はけっこうある。というかほとんどの場合逆行することが多く、売りで入った場合、いきなり下がってくれることはまずない、というよりもないと思っている。そうそう自分に都合のいい動きなんてしてくれるわけもなくて、大概は自分の予想を裏切る動きをすると最初から諦めている。だからこそ、「ベッティングで凌ぐ」必要がある。ナンピンとも取られるかもしれないがこのベッティング技術がないとほぼ勝つのって難しい。

■ポジション操作が上手くなると負けづらい
買い増し、売り増ししていくと、平均値は必ず都合のいい数値に少しづつずれていく。逆張りで股裂きされたとしても、うまくポジションを追加して、平均値を押し上げ、また押し下げて、戻ったところを逃げることもできる。さらには持ち球が増えることで逆に利益をカサ増ししてくれることもある。

ようは、最初の1発目のエントリーで利益が出せたらラッキー。大抵の場合、手数料負けか含み損を抱える前提で挑むとメンタル的にも、次の戦略と行動をとるときもうまくいきやすい。

■1発目は捨てる覚悟で
前述したとおり、「最初のエントリーで勝とうと思わない」ことがエントリーの思い切りをよくしてくれる。初心者の時は、最初のエントリーでいきなり含み損を抱えると「うわ〜〜負けた〜〜〜><」ってメンタルズタボロで貧乏損切りとかしてたけど今は全くしない。「まあそうなるわな」ぐらいにしか思わないし、勝負はここからって感じ。

ルールは大事なんだけど、何も人が決めたルールに自分も合わせる必要はなくって、自分が負けない・勝てると思った戦術でやるべきだと思う。その延長戦が、誰にも真似できない自分だけの鉄板トレードノウハウに成長してくれるわけだから。