アプリマーケは広告の激戦化によって単価が激上げしてる。泣けなしの広告費を投じて高単価で獲得したユーザーをアプリから遠ざけないためにも復帰広告(リテンション)が欠かせなくなってきている。

むしろアプリ広告業界では、リテンション(人によってはリターゲティング)なくしてはKPIが保てなくなってきている。XFLAGみたいに最大手だったらKPIが緩めにできるからいいけど中堅、名もないアプリにはきついペイドプロモだ。

インストール経過日数×未ログイン日数の2軸

1つノウハウ的な話にはなるが、リテンション広告はインストール経過日数×未ログイン日数の2軸で考えなければいけない。

ざっくりいうと、

インストール経過何日後に広告を出すか?

未ログイン何日したら広告を出すか?

ということ。

メディアによっては、インストール経過日数を加味したロジックがないところもあるので注意。(REMERGEとか)。どちらもリテンション広告には重量な配信ロジックでここを理解しとかないとお話にならない。

まあ、ここはプロモ担当者の腕の見せ所になるわけだけど、運用アプリの特性はDAU、アプリ内動向を分析した上で「○日インストール経過後は、○日未ログインが続いたユーザーはほぼアプリを起動しない」というラインを見極める。そのラインを基軸として、配信設定をしていくのだ。

ま、小難しいことはなしとして、新規でも復帰向けでもクリエイティブは唯一運用側が工夫できるポイント。ただし、クリエイティブを変えればCPIが良くなったり、ROEが上がる、といった簡単なものでない。セグメント設定やデモグラ、配信時期のタイミングやアプリイベントなど総合的に考察したうえでプロモーション設計を組み立てるべきだから。

source:モンストが語る「ユーザー復帰」マーケティング。休眠ユーザーが蘇る「オーブ訴求」バナーの威力と、7.5倍もの差が出た「静止画vs動画」のアプリ復帰率。