SEOは正直好きじゃない。なぜなら、SEOマーケターと自称する詐欺師的な人間を多く見てきたから。

SEOは効果がすぐに見えないし、時間も金もかかる。しかもロジックもころころ変わる。だからSEOコンサルタントとしてはこれほどおいしい職業はない。成果が出なかったら「最低6か月は様子見ですね~」とか、「パンダです!今までのロジックが変わったので追加料金必要です!」とか「正解」がないゆえに毎月こじきのようにコンサル費をたかる。なんとなくSEOがわかるとかっこいいという理由から無知な若者が憧れるからなおのことタチが悪い。

SEOは全く効果ないのか?

SEOはそれでも有効だ。どっちやねんという感じだけど、全部が意味ないわけではなくしかるべき対策は必要だし、自然流入は馬鹿にならない。商品名、企業名など指名KWでの上位表示を狙うならなおのこと。

でも、ほんと正解がないから常に模索する必要がある。一昔前はとても人間が書いたと思えないような記事でもキーワードちりばめまくったり、被リンクを貼りまくる「体育会系SEO」が流行ったが、今はもっぱら「ユーザーファースト」の時代。DeNAのキュレーションサイト事件が起きてからは、よりGoogleもコンテンツを重視した検索ロジックを組んでくることは間違いない。そうした時に、ユーザーの検索意図を理解したSEO対策が求められる。

コンテンツマーケティングが流行ってはいるけど、「質のいいコンテンツ」「ユーザーのためになる情報」など完璧ふわっとしたアドバイスが出回ってる。まあ、それ以外表現しようがないってとこだけど、質はたいがいどこもいい。あと足りないのは圧倒的な量だと思う。

知り合いのYouTuberは、個人で5万登録で仕事の依頼が絶えない。秘訣を聞くと「教えてくれっていう人いるけど、やっぱみんな続かないね。最初10個アップしてやめちゃうとかね。100本アップする人は続くね」何か感じないだろうか。きっとへっぽこな動画をアップする人がほとんどだ。しかし、底から創意工夫などしながら「質を上回る量」を出してる。コンテンツは1記事アップして終わりでない。関連した多種多様のコンテンツがいくらでもある。いいコンテンツを出し続けられるか、また続ける熱意はあるか、ってところがポイントなんじゃないかなと思った。なんか最後は精神論的になったけど、そんな感じ。