株価が急上昇する銘柄は景気の波と経済政策から見極める

中長期での取引において、景気の波から銘柄を購入するタイミングを決め、政策に関連した銘柄を選ぶのが勝つための秘訣!

景気の波の循環から買い時を探ろう

中長期のトレードでは、短期トレードのようにPCに1日中張り付いている必要はありません。板や歩み値を意識することなく、「景気の波」や「政策」が重要になってきます。

自由な時間を持てるトレードをするために、中長期の投資スタイルで取引を行なっている人は少なくありません。

「景気の波」というのは、好況と不況の循環のこと。

株価は景気の影響を受け、上昇と下降を繰り返しながら、推移しています。今、景気が循環のなかのどこにいるのか、他人の意見に惑わされることなく判断し、その波にあった銘柄でポートフォリオを組むことが大事なのですね。

景気の循環はそのときの日本や世界の状況、ニュースなどを加味して、自分なりに今がどの状態なのかを考えていきます。

政策に連動する銘柄を選択する

実際に銘柄を選ぶにあたり、あわせて意識するのが政策です。

2013年、日銀の異次元緩和が打ち出され、人々の期待が先行して株価が上がりました。

アベノミクスの初頭、選んだ銘柄は、特に影響を受けやすいと思われる金融相場の中心となる銀行、不動産セクターでした。

加えて、円安を意識して、自動車、輸出関連に重点を置いて銘柄を買い集めます。

このとき、買った自動車関連銘柄は新興国ではなく為替の影響をうけやすい、米国販売比率の高い銘柄です。

また、それだけでなくタイヤや自動車の販売に関連した企業もポートフォリオのなかに入れました。

もちろん、一度買った銘柄をそのままにするのではなく、景気の波とそのときどきの政策をもとに、好況局面なら景気敏感株、不況局面ならディフェンシブ株といったように適切な銘柄にポートフォリオを組み変えていきます。

テクニカル指標は無視して売買すべし

ちなみに、株の売却も景気や政策を意識することが大切です。

テクニカル指標をもとに売却のタイミングを計る人もいるが、景気や政策を重視したほうがうまくいきやすいからです。

アベノミクス時にテクニカル指標では売りサインが出ていたが、すべて無視するようにしています。

なぜなら、過去に類似した政策を行った際、株価は上昇基調を強めたことがあったことを知っていたからです。

この情報をもとに、この時の相場もまだまだ上昇が続くと信じ、株を手放さずに持ち続け、大きな利益を獲得することに成功しました。