配当金狙いで長期運用する場合は、株価上昇による売却益よりも倒産する心配が少なく安定的に配当金をもらえる銘柄を選択することがポイント。
では、どのように倒産リスクが低い優良企業を探すことができるでしょうか。
短期的な値動きよりも配当金と企業の健全性をみる
配当金狙いの長期投資の場合、配当金が多いことが第1条件。
第2条件は、ずっと配当金を受け取り続けられる、言い換えるなら、倒産しにくい会社であることの2つが重要です。
もちろん株価が上がり、その売却益が出るに越したことはありません。
しかし、長期保有を前提にしているので値動きの激しさは優先順位が低いです。
配当金が多く、倒産しにくい会社を見分けるために、四季報を発売日に購入し、すべてのページに目を通し、後述する基準に合ったものにポストイットを貼っていくことをおすすめします。
さらに、現在の配当やPBRを確認し、条件に適さないものを除外しながら、銘柄を絞っていきましょう。
具体的な条件は以下になります。
四季報でチェックするポイント
1、配当:株価に対して4%以上
2、PBR:1倍以下。できれば0.5倍程度が望ましい。
3、株主持分比率(マーケットスピードなどでは自己資本比率と表示):50%以上
4、有利子負債:利益剰余金の10分の1以下が望ましい。
この条件に合致した銘柄は、配当金が多く、倒産しにくい会社と判断できます。
銘柄選びの参考にして取引を行っていきましょう。