「もう高値?」と買いを諦めるのはまだ早い!これから上昇していくのに、多くの株式投資家に見落とされている「出遅れ株」を見つければ、儲けのチャンスは絶大です。

株式銘柄が上昇はじめか、上昇終わりかを見極める

■上がり始めの株
四季報を見る限り、業績もいいし、PERも15%以下、PBR1倍未満なのに、なぜか株価が低い。低いというかむしろ下がってる?と思えてしまう銘柄ってありますよね。株価が直近の高値を更新していない銘柄はお宝銘柄の可能性を秘めています。そんな「上がり始めの株」を見つけるのが成功の秘訣!出遅れの材料が解消され、投資家の目に触れた途端、上昇を始めたタイミングがまさに買いの絶好のチャンスです。一度下落した後に、もみ合いになった株も、一度窓を明けて上昇した途端、急激に上昇する傾向があります。

■すでに上昇した株
その反対に、すでに上昇しきってしまった「上りきった株」は、ずるずると下がるか、急激に本来の業績にみあった株価に戻ろうと下落しがちです。高値を更新して上昇しきった銘柄は、いざ買った途端に下落するリスクがあります。こういった株を手にしてしまうと、損失額も大きくなってしまうので、なるべく手を出さないようにしましょう。その為にも、移動平均戦とものすごく乖離した上昇トレンドや、ファンダメンタルズ要因による上昇銘柄には注意した方がよいでしょう。

そもそも、なぜ出遅れ株になるのか?

業績もいいのに出遅れ株が市場に存在する理由について述べたいと思います。

<理由その1>業界全体に不安材料があるから
業績が絶好調で、借り入れもなく、自己資本比率も高い銘柄なのに、投資家から注目されずに安値圏をうろうろしている株ってありますよね。気にはなっているものの、市場全体で認知度が低い企業だったり、ライバル会社で不祥事があったりといったニュースがあると、関連株の売りが増えて、買いを控える投資心理が働きます。その為、業績はいいのに株価だけが伸びない銘柄が出現します。

<理由その2>配当金が少ない
日本の投資家は配当金目当ての方が非常に多いです。その為、配当金が少ないと、長期保有目的で買おうと思う投資家が減るので、敬遠されがちに。この負の流れを解消しようと、配当や自社株買いなど、株主還元に積極的な企業も増えてきているようです。

<理由その3>そもそも認知度が低い
フィンテック、IoTといった言葉は最近聞き慣れてきましたが、それでも数年前は「なんじゃそりゃ?」と言わんばかりに、誰にもどういったビジネスなのか企業なのか理解を得られることはありませんでした。また、アップルのiPhoneはみんな知ってるけど、液晶だったり、ボタンを製造している企業を知っている人は少ないはず。こうした大ヒット商品の裏舞台の企業はなかなか世に知られづらいのです。結果的に認知度が低いため、業績は伸びているのに、出来高が極端に低く、株価も変動無く推移する銘柄がまだまだ多くあります。

出遅れ株を見逃さない為に

結論、将来有望な出遅れ株を見つける方法は、みんなが話題にしている株とは逆の視点で、大ヒット商品の裏で業績を伸ばしている企業を四季報で調べる。政策や流行銘柄を先読みして、投資家の注目が上がる株を普段の新聞やニュースから情報をキャッチアップするといった方法が先決です。地道に進めながら、スクリーニングしていると、業績が毎年2桁新調しているのに、低PERの企業がゴロゴロしています。是非探してみては?